花隠し



「いやぁぁぁ!お母さん!菫ぇぇ!!」



髪をわし掴んで発狂する実里。



実里のお母さんは無理やり立たされると、口から泡を吹いた。



鼻と耳の穴から血が垂れている。



「あ、が、」



人の言葉を話せないまま顎が痙攣していた。



それでも生きている。



生き地獄を味わいながら山へ連れて行かれてしまった。