「守助をアレだなんて呼び方しないで。ちゃんとした名前があるんだから」 「黙れ!もう我慢の限界だ!あんな疫病神…家で引き取るなんて反対だったんだ!」 「引き取る?守助はそもそもうちの子でしょ?姉弟で一緒に過ごすことのなにが問題なの?」 「菫、お前はもう18だ。そろそろ私の言うことを聞きなさい。アレに関わるな」 「話を逸らさないで。お父さんになんと言われようと、私は守助のそばにいる」 またひとつ拳を叩き込まれた。 鼻っ面に直撃して顔面が痺れる。 パタタッ 大粒の血滴が畳を濡らした。