「七つ目も、幽霊が出るって話なんですけど…」
「何処に?」
「それが、何処かは分からないんです」
何だと?
「校舎の中だってことは確かなんだけど、一階でも二階でも、図書室や保健室にも出てくるとか…」
出てくる場所を選ばないタイプか。
神出鬼没なんだな。
「何処か定まった場所に出てくる訳じゃなくて、うろうろ放浪していると言うか…」
「成程。徘徊してんのな…」
何か探し物でもしてるんだろうか。
うちの学院探しても、見つかるのはシルナの隠してる秘蔵のお菓子くらいだぞ。
「以上、イーニシュフェルトの七不思議です」
「ふーん…」
生徒達は面白いことを思い付くもんだな。
すると。
丁度、下校時間10分前を知らせるチャイムの音が鳴った。
「あっ、もうこんな時間…。帰って課題しなきゃ」
「あぁ。気を付けて帰りなよ」
「はーい。それじゃあ、また今度」
女子生徒達は、それぞれ学生寮に帰っていった。
それにしても、イーニシュフェルトの七不思議…ねぇ。
今までそんなの聞いたこともなかったが、いつの間にか出来てたんだな。
…で。
「…シルナ。しっかりしろ」
「…お化け…幽霊…七不思議…」
神に対しては、平気で啖呵を切る癖に。
幽霊に対しては、このびびりっぷりだからな。
全く、学院長の威厳は何処へやら。
「何処に?」
「それが、何処かは分からないんです」
何だと?
「校舎の中だってことは確かなんだけど、一階でも二階でも、図書室や保健室にも出てくるとか…」
出てくる場所を選ばないタイプか。
神出鬼没なんだな。
「何処か定まった場所に出てくる訳じゃなくて、うろうろ放浪していると言うか…」
「成程。徘徊してんのな…」
何か探し物でもしてるんだろうか。
うちの学院探しても、見つかるのはシルナの隠してる秘蔵のお菓子くらいだぞ。
「以上、イーニシュフェルトの七不思議です」
「ふーん…」
生徒達は面白いことを思い付くもんだな。
すると。
丁度、下校時間10分前を知らせるチャイムの音が鳴った。
「あっ、もうこんな時間…。帰って課題しなきゃ」
「あぁ。気を付けて帰りなよ」
「はーい。それじゃあ、また今度」
女子生徒達は、それぞれ学生寮に帰っていった。
それにしても、イーニシュフェルトの七不思議…ねぇ。
今までそんなの聞いたこともなかったが、いつの間にか出来てたんだな。
…で。
「…シルナ。しっかりしろ」
「…お化け…幽霊…七不思議…」
神に対しては、平気で啖呵を切る癖に。
幽霊に対しては、このびびりっぷりだからな。
全く、学院長の威厳は何処へやら。


