…天音が再び眠ってから。
「…聞いたね、二人共」
シルナは、静かに言った。
「この子は、学院で預かる」
「…」
他言無用、ってことね。
そう言うと思った。
「何があっても、私が責任を取る。二人に迷惑はかけない」
「…それ以上言うな」
馬鹿じゃないか。
シルナが背負うものなら、俺だって同じように背負うに決まってるだろ。
何、一人で責任背負って、自己満足しようとしてるんだ。
一方、イレースは。
「…私としては、反対ですけど」
…手厳しい。
「でも、あなたがそこまで言うなら、止めても無駄ですね」
「…いつもごめんね、イレースちゃん」
「全くです」
とか言いながら、もし何かあったら放っとかないだろうけど。
とにかく。
この天音という魔導師は、シルナに敵意を持っている訳じゃない。
それが分かっただけでも、収穫だ。
「…聞いたね、二人共」
シルナは、静かに言った。
「この子は、学院で預かる」
「…」
他言無用、ってことね。
そう言うと思った。
「何があっても、私が責任を取る。二人に迷惑はかけない」
「…それ以上言うな」
馬鹿じゃないか。
シルナが背負うものなら、俺だって同じように背負うに決まってるだろ。
何、一人で責任背負って、自己満足しようとしてるんだ。
一方、イレースは。
「…私としては、反対ですけど」
…手厳しい。
「でも、あなたがそこまで言うなら、止めても無駄ですね」
「…いつもごめんね、イレースちゃん」
「全くです」
とか言いながら、もし何かあったら放っとかないだろうけど。
とにかく。
この天音という魔導師は、シルナに敵意を持っている訳じゃない。
それが分かっただけでも、収穫だ。


