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美羽たちになにもされない奇跡のような1日を終えて学校から戻った私は、冷蔵庫の中にカレーのルーを見つけて久しぶりに夕飯を作ることにした。
共働きだからと思って時々夕飯の支度をしていたけれど、イジメに遭うようになってからはすっかり忘れてしまっていた。
夕飯の支度よりも汚れた制服を洗濯すること。
イジメられていると気が付かれないようにすることで、頭が一杯だったからだ。
でも今日はそんなこと気にしなくていい。
朝ちょっと尻もちをついてしまってアウカートが汚れたけれど、それは学校へ行ってからもう1度丁寧に拭きとってある。
鼻歌を歌いながら材料をカットして大きめの鍋で炒めていく。
玉ねぎが飴色になりはじめたとき、いい香りもし始めた。
水を入れてクツクツ煮込んで、あとはルーを入れるだけのところでお母さんが帰ってきた。
「あら、カレーを作ってくれてるの?」
シンクに置いてあるカレールーを見てそう聞いてきた。
「うん。もうすぐできるから、待ってて」
「夢奈が作ってくれるカレー久しぶりね。美味しそう」
鍋に近づいて香りを吸い込むお母さん。
美羽たちになにもされない奇跡のような1日を終えて学校から戻った私は、冷蔵庫の中にカレーのルーを見つけて久しぶりに夕飯を作ることにした。
共働きだからと思って時々夕飯の支度をしていたけれど、イジメに遭うようになってからはすっかり忘れてしまっていた。
夕飯の支度よりも汚れた制服を洗濯すること。
イジメられていると気が付かれないようにすることで、頭が一杯だったからだ。
でも今日はそんなこと気にしなくていい。
朝ちょっと尻もちをついてしまってアウカートが汚れたけれど、それは学校へ行ってからもう1度丁寧に拭きとってある。
鼻歌を歌いながら材料をカットして大きめの鍋で炒めていく。
玉ねぎが飴色になりはじめたとき、いい香りもし始めた。
水を入れてクツクツ煮込んで、あとはルーを入れるだけのところでお母さんが帰ってきた。
「あら、カレーを作ってくれてるの?」
シンクに置いてあるカレールーを見てそう聞いてきた。
「うん。もうすぐできるから、待ってて」
「夢奈が作ってくれるカレー久しぶりね。美味しそう」
鍋に近づいて香りを吸い込むお母さん。



