月に5千円のお小遣いはもらっているけれど、それは美羽たちが壊す文房具や教科書代で消えていってしまう。
本人たちだってそれをわかっているはずだ。
それなのに金銭を要求してくるということは、お小遣い以外でどうにか稼いでこいということを意味している。
例えば、親の金を盗み出すとか。
「もう1度殴る。今度は本気だ」
雄馬が私の回答を聞いて拳を握り直した。
美羽が残念そうな顔を浮かべてこちらを見つめた。
「言っとくけど、拒否すればするだけ殴られるからね? あんたのブサイクな顔が、もっともっとブサイクになるよ?」
美羽が楽しげな声で言った次の瞬間拳が突き上げられていた。
咄嗟に目を閉じて顔をそむける。
さっきよりも強く激しい衝撃を受ける覚悟を決める。
が、その衝撃はいつまで経っても襲ってこなかった。
バキッと重たい音が聞こえてきたと思って目を開けると、雄馬の隣にいた美羽がコンクリート塀まで吹き飛ばされていたのだ。
本人たちだってそれをわかっているはずだ。
それなのに金銭を要求してくるということは、お小遣い以外でどうにか稼いでこいということを意味している。
例えば、親の金を盗み出すとか。
「もう1度殴る。今度は本気だ」
雄馬が私の回答を聞いて拳を握り直した。
美羽が残念そうな顔を浮かべてこちらを見つめた。
「言っとくけど、拒否すればするだけ殴られるからね? あんたのブサイクな顔が、もっともっとブサイクになるよ?」
美羽が楽しげな声で言った次の瞬間拳が突き上げられていた。
咄嗟に目を閉じて顔をそむける。
さっきよりも強く激しい衝撃を受ける覚悟を決める。
が、その衝撃はいつまで経っても襲ってこなかった。
バキッと重たい音が聞こえてきたと思って目を開けると、雄馬の隣にいた美羽がコンクリート塀まで吹き飛ばされていたのだ。



