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家に帰ると今日はお母さんが先に帰ってきていた。
パート時間は一定ではないので、こうして私より先に帰宅することもある。
「ただいま」
と声をかけてリビングダイニングへ入ると、カレーのいい匂いが漂ってきた。
「おかえり。あら、制服汚れてるわね?」
少し距離があるのにそう言われてドキリとする。
だけど今日は呼び出されていないし、土埃がついているわけじゃなかった。
蒼にお弁当を落とされて掃除したとき、スカートにホコリがついてしまっていたみたいだ。
「本当だ」
呟いてホコリを指先でつまんで捨てた。
「学校は楽しい?」
何気ない質問にまた心臓がドクンッと跳ねる。
入学したてではないのにそんなことを聞いてくるなんて、なにか怪しまれる行動をしてしまっただろうか。
考えてみてもすぐには思い至らなかったので笑顔を見せた。
「うん、楽しいよ。今日も花乃と一緒に帰ってきたの」
「そう。花乃ちゃんは元気?」
授業参観のときにや体育祭、文化祭のときに花乃の姿をみたことのあるお母さんは、そう聞いてきた。
「元気だよ、すごく」
私はそれ以上質問されることを恐れて自室へと向かったのだった。
家に帰ると今日はお母さんが先に帰ってきていた。
パート時間は一定ではないので、こうして私より先に帰宅することもある。
「ただいま」
と声をかけてリビングダイニングへ入ると、カレーのいい匂いが漂ってきた。
「おかえり。あら、制服汚れてるわね?」
少し距離があるのにそう言われてドキリとする。
だけど今日は呼び出されていないし、土埃がついているわけじゃなかった。
蒼にお弁当を落とされて掃除したとき、スカートにホコリがついてしまっていたみたいだ。
「本当だ」
呟いてホコリを指先でつまんで捨てた。
「学校は楽しい?」
何気ない質問にまた心臓がドクンッと跳ねる。
入学したてではないのにそんなことを聞いてくるなんて、なにか怪しまれる行動をしてしまっただろうか。
考えてみてもすぐには思い至らなかったので笑顔を見せた。
「うん、楽しいよ。今日も花乃と一緒に帰ってきたの」
「そう。花乃ちゃんは元気?」
授業参観のときにや体育祭、文化祭のときに花乃の姿をみたことのあるお母さんは、そう聞いてきた。
「元気だよ、すごく」
私はそれ以上質問されることを恐れて自室へと向かったのだった。



