悪事通報アプリ

思わず口を付いてそう言ったときだった。
美羽と私の間を川並正則が横切ったのだ。

狭い空間を横切ったため、その体は美羽にぶつかった。
美羽の持っていたビンが空中に舞、そして落下して割れる音が響いた。

川並正則が腕を抑えてうずくまり「うぅ……」とうめき声を上げる。
「どうした!?」

先生がすぐに異変に気がついてこちらへかけてきて川並正則の隣にしゃがみこんだ。
美羽はそれを呆然とした顔で見つめていたのだった。