☆☆☆
『悪事通知アプリ』
このアプリは1日の内で起こる、一番悪いことをあなたに通知します。
そしてそれを回避することができるアプリです。
このアプリをダウンロードすると自動でスマホ内の電車帳と連動します。
その中から1人を選んでもらうことで、一番悪い出来事を相手に押し付け、自分は回避することができるのです。
アプリの使用内容はザッとこんな感じだった。
自分のスマホ画面を見つめたまま、私はため息を吐き出した。
「子供だましだね」
思わず呟いてしまい、花乃へ視線を向ける。
花乃は私につぶやきは聞こえていなかったようで、ダウンロードしたのを確認して微笑んでいる。
「これで夢奈に降りかかる災難は回避できるようになったよ」
「でも1つだけでしょう?」
学校内での出来事を思い出すととてもひとつじゃ足りない。
美羽たちは休憩時間のたびになにかしら仕掛けてくるのだから。
「でも、最悪の事態は避けられる。それだけできっと変わってくる」
『悪事通知アプリ』
このアプリは1日の内で起こる、一番悪いことをあなたに通知します。
そしてそれを回避することができるアプリです。
このアプリをダウンロードすると自動でスマホ内の電車帳と連動します。
その中から1人を選んでもらうことで、一番悪い出来事を相手に押し付け、自分は回避することができるのです。
アプリの使用内容はザッとこんな感じだった。
自分のスマホ画面を見つめたまま、私はため息を吐き出した。
「子供だましだね」
思わず呟いてしまい、花乃へ視線を向ける。
花乃は私につぶやきは聞こえていなかったようで、ダウンロードしたのを確認して微笑んでいる。
「これで夢奈に降りかかる災難は回避できるようになったよ」
「でも1つだけでしょう?」
学校内での出来事を思い出すととてもひとつじゃ足りない。
美羽たちは休憩時間のたびになにかしら仕掛けてくるのだから。
「でも、最悪の事態は避けられる。それだけできっと変わってくる」



