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花乃とふたりで学校へ向かっている途中で、私服姿の雄馬を見かけたのはそんなときだった。
「あれって雄馬じゃない?」
私達が歩いている歩道とは逆側の歩道を歩く雄馬の姿を見つけて歩調がゆるんだ。
「本当だ。学校には来てないけど、出歩けるんだね」
花乃が隣で驚いた声を上げる。
雄馬がしたことは立派な犯罪だ。
自由に歩き回ることもできなくなっているのかと思っていた。
「どこに行くんだろう」
雄馬はカバンも持たずにどこかへ向かっているようで、歩道の手前で足を止めた。
みると信号機は赤色になっている。
車の行き来が少ない道でもちゃんと信号機を守っているのも意外だった。
「雄馬って信号の読み方知ってたんだ」
花乃が小声で言ってクスクスと笑う。
確かに、雄馬がしっかりと信号を守るようなイメージは少しも持っていなかった。
そして信号機が青になって雄馬が動き出す。
花乃とふたりで学校へ向かっている途中で、私服姿の雄馬を見かけたのはそんなときだった。
「あれって雄馬じゃない?」
私達が歩いている歩道とは逆側の歩道を歩く雄馬の姿を見つけて歩調がゆるんだ。
「本当だ。学校には来てないけど、出歩けるんだね」
花乃が隣で驚いた声を上げる。
雄馬がしたことは立派な犯罪だ。
自由に歩き回ることもできなくなっているのかと思っていた。
「どこに行くんだろう」
雄馬はカバンも持たずにどこかへ向かっているようで、歩道の手前で足を止めた。
みると信号機は赤色になっている。
車の行き来が少ない道でもちゃんと信号機を守っているのも意外だった。
「雄馬って信号の読み方知ってたんだ」
花乃が小声で言ってクスクスと笑う。
確かに、雄馬がしっかりと信号を守るようなイメージは少しも持っていなかった。
そして信号機が青になって雄馬が動き出す。



