その顔が気に入らなくて美羽の机を両手で叩いた。
「なにその顔。なにか気に入らないの?」
「別に、なにも」
美羽は小さく呟いてそっぽを向く。
と、そこにイヤホンを拾ってくれた男子生徒が私のところにやってきた。
美羽のものだとわかっているのに私に手渡してくるところが、いやらしい。
私はイヤホンを受け取ると美羽の前に突き出した。
「返してよ」
美羽が右手を伸ばしてきたので咄嗟に引っ込める。
美羽の顔が一瞬にして真っ赤に染まる。
怒っているのはわかるけれど、それを言葉や態度に出すことはない。
グッと我慢している様子は美羽っぽさがなかった。
「返してほしい?」
聞くと美羽はコクンと頷いた。
でも返すつもりなんてない。
私はイヤホンを自分の足元に落とすと、思いっきり踏みつけた。
足の下でパキッと音がして破壊した感触が足裏から伝わってくる。
「なにその顔。なにか気に入らないの?」
「別に、なにも」
美羽は小さく呟いてそっぽを向く。
と、そこにイヤホンを拾ってくれた男子生徒が私のところにやってきた。
美羽のものだとわかっているのに私に手渡してくるところが、いやらしい。
私はイヤホンを受け取ると美羽の前に突き出した。
「返してよ」
美羽が右手を伸ばしてきたので咄嗟に引っ込める。
美羽の顔が一瞬にして真っ赤に染まる。
怒っているのはわかるけれど、それを言葉や態度に出すことはない。
グッと我慢している様子は美羽っぽさがなかった。
「返してほしい?」
聞くと美羽はコクンと頷いた。
でも返すつもりなんてない。
私はイヤホンを自分の足元に落とすと、思いっきり踏みつけた。
足の下でパキッと音がして破壊した感触が足裏から伝わってくる。



