突然カッターナイフを握りしめて暴れ始めたかと思うと、今度は自分の方へやってきたのでさすがに戸惑っているみたいだ。
だけどその場から逃げようとはせず、まっすぐに晴希を見つめている。
いくらカッターナイフを持っていようとも、自分たちは友達だと思っているから危険を感じていないのかもしれない。
近くにいた美羽と蒼のふたりはすぐに逃げ出して教室の前方までやってきていた。
それは懸命な判断だった。
あの場に残っているととばっちりを受けかねない。
「俺だってぇ! やりたくてやってんじゃねぇよぉ!」
晴希が叫び、カッターを振り下ろした
それは雄馬の腕に突き刺さり、ザクリと肌を切る音がした。
「キャアアア!」
女子生徒の悲鳴、男子生徒の焦り声。
教室内があっという間に混沌に包み込まれていく。
「血、血が出てる!」
晴希がカッターナイフを引き抜くとダラダラと血が流れ出す。
雄馬は切られて左腕を押さえて「てめぇ……」と震える声で呟き、晴希を睨みつけた。
さっきまで真っ赤だった晴希は今は真っ青になってその場に立ち尽くしている。
「お、俺じゃない。俺がやったんじゃ……」
「なに言ってんだてめぇ!」
雄馬が勢いよく立ち上がり、椅子が後方に倒れて大きな音を立てる。
ケガをしているのに関わらず、雄馬は晴希と突き飛ばしてこかし、その体の上に馬乗りになった。
だけどその場から逃げようとはせず、まっすぐに晴希を見つめている。
いくらカッターナイフを持っていようとも、自分たちは友達だと思っているから危険を感じていないのかもしれない。
近くにいた美羽と蒼のふたりはすぐに逃げ出して教室の前方までやってきていた。
それは懸命な判断だった。
あの場に残っているととばっちりを受けかねない。
「俺だってぇ! やりたくてやってんじゃねぇよぉ!」
晴希が叫び、カッターを振り下ろした
それは雄馬の腕に突き刺さり、ザクリと肌を切る音がした。
「キャアアア!」
女子生徒の悲鳴、男子生徒の焦り声。
教室内があっという間に混沌に包み込まれていく。
「血、血が出てる!」
晴希がカッターナイフを引き抜くとダラダラと血が流れ出す。
雄馬は切られて左腕を押さえて「てめぇ……」と震える声で呟き、晴希を睨みつけた。
さっきまで真っ赤だった晴希は今は真っ青になってその場に立ち尽くしている。
「お、俺じゃない。俺がやったんじゃ……」
「なに言ってんだてめぇ!」
雄馬が勢いよく立ち上がり、椅子が後方に倒れて大きな音を立てる。
ケガをしているのに関わらず、雄馬は晴希と突き飛ばしてこかし、その体の上に馬乗りになった。



