血管交換シヨ?

「…はい。あの、あのね?いきなり過ぎるし、なんでお泊まりなの?ご両親は?」

「今朝から父さんの実家に帰省してる。三日間だから…明後日の遅くまでは帰ってこないよ」

「へぇ……って、そうじゃなくて!いきなり泊まってバレたら叱られちゃうんじゃない!?」

「バレないし、別に叱られないよ」

「だからってお泊まりなんて急に言われても困るよ…。準備とかいろいろ」

「あぁ、そっか…ごめん。デリカシー無かったな。女の子はそう簡単にはいかないよな。コンビニで揃う?」

「はい?」

「必要な物」

「それは…まぁ…………いやいやいや、だーかーらぁー!美桜ちゃんはどーすんのっ!」

「美桜?」

「ご両親よりも一番マズイのは美桜ちゃんでしょ!?」

「あー…言わなきゃいいじゃん」

「ツキくん…」

「ん?」

「なんで…そんな悪くなっちゃったの…。ツキくんはそんな酷い人じゃないでしょ?大切な彼女を自分から傷つけにいくような人じゃないでしょ…」

「悪くさせてよ」

「え?」

「俺が俺じゃなくなってもいい。この世で一番最低でもいい。最低でも、それでも俺は俺だってスズは認めてよ。だめ?」