「結構気ぃ張ってたんだと思うよー。ほら、美桜ちゃんってつきみちゃんのこと大好きじゃん?」
「まぁ…」
「怒ってるだろうに自分の前では平気な顔して笑ってるんだぜ。俺達の前ではしっかり恋人をアピールするみたいに手繋いだりしてさ。思ってること全部ぶつけてくれたらいいのにって。つきみちゃんが本音を隠せば隠すほど、美桜ちゃんには弁解の余地も与えてない。美桜ちゃんは謝る機会すら奪われてさ。美桜ちゃんだけがずっと悪もんのままなんだ。それってずるいだろ?」
「美桜ちゃんと、美桜ちゃんを好きな中原くんにとってはね?」
「はは。そーだな。すーちゃんにとっては大好きなつきみちゃんを怒らせる彼女のほうが悪いよな」
「そんな嫌味な言い方…」
「ごめんごめん。俺はさ、」
駅に着いた。
だけど中原くんは改札口に繋がる階段を登らないで
ロータリーに留まった。
スズもおんなじ駅を使うから
中原くんに倣って、その場でジッとしていた。
「まぁ…」
「怒ってるだろうに自分の前では平気な顔して笑ってるんだぜ。俺達の前ではしっかり恋人をアピールするみたいに手繋いだりしてさ。思ってること全部ぶつけてくれたらいいのにって。つきみちゃんが本音を隠せば隠すほど、美桜ちゃんには弁解の余地も与えてない。美桜ちゃんは謝る機会すら奪われてさ。美桜ちゃんだけがずっと悪もんのままなんだ。それってずるいだろ?」
「美桜ちゃんと、美桜ちゃんを好きな中原くんにとってはね?」
「はは。そーだな。すーちゃんにとっては大好きなつきみちゃんを怒らせる彼女のほうが悪いよな」
「そんな嫌味な言い方…」
「ごめんごめん。俺はさ、」
駅に着いた。
だけど中原くんは改札口に繋がる階段を登らないで
ロータリーに留まった。
スズもおんなじ駅を使うから
中原くんに倣って、その場でジッとしていた。



