夜。
お風呂も済ませてベッドの上で
スズは数十分間、正座でジッとしている。
枕に寝かせるみたいに置いたスマホと睨めっこ。
アプリのトーク画面でツキくんのアイコンと睨めっこしているって言ってもいいんだけど
実際に見つめているのはツキくんの後頭部だ。
「夏休みなんだけど」で始まる文章。
大丈夫。
中原くんと結んだ作戦を、スズはそのまま送信すればいいだけ。
遊ぶ約束はとっくに取り付けているんだから
怖いことなんて何もない!
頑張れ鈴芽!
ギュッと目を瞑って「送信」を押した。
ゆっくりと目を開けた時にはもう、トーク画面上にスズが送った文章が表示されている。
そのままジッと画面を見つめ続けていたら
十分経った頃に「既読」の文字がついた。
ドクンって心臓が跳ねる。
思っていたよりも既読が早くて体温が上昇する。
パッと表示された、ツキくんからのメッセージ。
「いいじゃん。涼しそう」
既読がついてから、返信が来るまでに無意識に呼吸を止めていたのか
スーッと肩の力が抜けて、ドッと肺に酸素が送り込まれる。
「よかったぁー…」
スズの安堵に包まれた独り言は
本当に情けない音に聴こえた。
お風呂も済ませてベッドの上で
スズは数十分間、正座でジッとしている。
枕に寝かせるみたいに置いたスマホと睨めっこ。
アプリのトーク画面でツキくんのアイコンと睨めっこしているって言ってもいいんだけど
実際に見つめているのはツキくんの後頭部だ。
「夏休みなんだけど」で始まる文章。
大丈夫。
中原くんと結んだ作戦を、スズはそのまま送信すればいいだけ。
遊ぶ約束はとっくに取り付けているんだから
怖いことなんて何もない!
頑張れ鈴芽!
ギュッと目を瞑って「送信」を押した。
ゆっくりと目を開けた時にはもう、トーク画面上にスズが送った文章が表示されている。
そのままジッと画面を見つめ続けていたら
十分経った頃に「既読」の文字がついた。
ドクンって心臓が跳ねる。
思っていたよりも既読が早くて体温が上昇する。
パッと表示された、ツキくんからのメッセージ。
「いいじゃん。涼しそう」
既読がついてから、返信が来るまでに無意識に呼吸を止めていたのか
スーッと肩の力が抜けて、ドッと肺に酸素が送り込まれる。
「よかったぁー…」
スズの安堵に包まれた独り言は
本当に情けない音に聴こえた。



