「すーちゃん、言っただろ。つきみちゃんの夢について聞き返した俺に、″中原くんには関係ない″って。やっぱりどうしても知っておきたくて美桜ちゃんから聞いた。親友だったのに…俺は本当になんにも知らなくてさ。情けなかったよ」
「聞いたんだね…」
「つきみちゃんの夢を形にできるのはもちろん、つきみちゃん自身だよ。それでも夢が欠けてボロボロになっちゃいそうな時、こんな夢なら持たなきゃよかったって壊したくなった時に、俺も美桜ちゃんもそこから一緒に目を逸らそうとしてたんだ。美桜ちゃんは後悔してる。自分の甘えとか寂しさとつきみちゃんの夢を天秤にかけたこと。彼女の自分ならつきみちゃんの時間を搾取しても許されるって思ってたこと。美桜ちゃんだけが悪いんじゃない。恋人でいるのならつきみちゃんが美桜ちゃんにそれを押し付けるのも間違ってる。それでも美桜ちゃんは後悔してた。お互いが譲り合う余裕がないままポッキリ折れちゃったのは、話ができるうちにちゃんと話してこなかったからだって。生きてる同士の人間なのに見えないふりして、話を聞こうともしないで、お互いの感情ばっかり吐き出して、宙ぶらりんにさせて逃げてたからだって。まるで幽霊同士の恋愛みたいだった、なんて言ってさ」
「それに気づいても、ちゃんと話し合うチャンスをスズが奪ったんだね…」
「すーちゃんの存在があったから気づいたんだよ。あのままズルズルいっても結局は目を逸らしたり妥協したりして向上はしなかったと思うって美桜ちゃんは言ってた」
「スズは…さすがに反省はする。中原くんが言った通り。人として、自分を擁護して…やったことを正当化して罪を認めないのは悪いことだよね。それでもやっぱり後悔はしたくない。ツキくんの中で特別になれたこと、スズじゃなきゃダメな部分がツキくんの中にもちゃんとあるんだって信じたい。夢を形にする為の救済措置だけの存在だったとしても…それがスズの役目なら喜んで全うしたいよ」
「強いね、すーちゃんは。俺はそれだけの感情全てをぶつける勇気がなくて手放しちゃったからさ。周りからの評価ばっかりに怯えてた。そんな風に恋に我武者羅になれてたら本気の気持ち、美桜ちゃんにも届いてたのかな」
「聞いたんだね…」
「つきみちゃんの夢を形にできるのはもちろん、つきみちゃん自身だよ。それでも夢が欠けてボロボロになっちゃいそうな時、こんな夢なら持たなきゃよかったって壊したくなった時に、俺も美桜ちゃんもそこから一緒に目を逸らそうとしてたんだ。美桜ちゃんは後悔してる。自分の甘えとか寂しさとつきみちゃんの夢を天秤にかけたこと。彼女の自分ならつきみちゃんの時間を搾取しても許されるって思ってたこと。美桜ちゃんだけが悪いんじゃない。恋人でいるのならつきみちゃんが美桜ちゃんにそれを押し付けるのも間違ってる。それでも美桜ちゃんは後悔してた。お互いが譲り合う余裕がないままポッキリ折れちゃったのは、話ができるうちにちゃんと話してこなかったからだって。生きてる同士の人間なのに見えないふりして、話を聞こうともしないで、お互いの感情ばっかり吐き出して、宙ぶらりんにさせて逃げてたからだって。まるで幽霊同士の恋愛みたいだった、なんて言ってさ」
「それに気づいても、ちゃんと話し合うチャンスをスズが奪ったんだね…」
「すーちゃんの存在があったから気づいたんだよ。あのままズルズルいっても結局は目を逸らしたり妥協したりして向上はしなかったと思うって美桜ちゃんは言ってた」
「スズは…さすがに反省はする。中原くんが言った通り。人として、自分を擁護して…やったことを正当化して罪を認めないのは悪いことだよね。それでもやっぱり後悔はしたくない。ツキくんの中で特別になれたこと、スズじゃなきゃダメな部分がツキくんの中にもちゃんとあるんだって信じたい。夢を形にする為の救済措置だけの存在だったとしても…それがスズの役目なら喜んで全うしたいよ」
「強いね、すーちゃんは。俺はそれだけの感情全てをぶつける勇気がなくて手放しちゃったからさ。周りからの評価ばっかりに怯えてた。そんな風に恋に我武者羅になれてたら本気の気持ち、美桜ちゃんにも届いてたのかな」



