遠足の日から今日まで、
スズとツキくんの間で起こったこと。
中原くんとスズが悪い共犯者になったこと。
今のスズとツキくんの関係性。
美桜ちゃんがどこからかそれを知って、
今日の言い争いが起こったこと。
美桜ちゃんと中原くんのこと。
それからツキくんの夢の話。
全部をしろちゃんに包み隠さずに、
真実だけを話した。
ツキくんの夢の話も、
中原くんの美桜ちゃんに対してあった感情も
勝手に話すことに抵抗はあったけれど、
その一つでも抜け落ちてしまったら
本当のことをしろちゃんに伝えられなくなる気がして、
スズは全てを話すことを選んだ。
しろちゃんはスズが話している間、
何かを言うわけでもなく、時々アイスティーをストローで啜りながら
うんうん、って相槌をしてくれていた。
「だから…中原くんも、もう美桜ちゃんのことはいいんだって…」
「もういいって、好きじゃなくなったってこと?」
「それはないと思う。なんていうか…好きだから離れる?みたいな感じなのかな。これ以上自分の気持ちを優先しても好きな人が傷つくだけっていうか…」
「でもそれって鈴芽にとってはさ、」
「綺麗事だよ」
しろちゃんはゆっくりと頷いてスズの目を見た。
責めたいわけでも、スズを諭したいわけでもないって、
スズの警戒心を解くような目。
「綺麗事、ね」
「こうなっちゃったのに今更じゃんって正直思っちゃうし、そもそもこうなりたくて夏休みのこと計画したんじゃないのって…。それを思ってたよりも事態が悪化したからって引くとかさ…。中原くんが正しいのは分かる。スズも反省して引くべきなんだって思うよ」
スズとツキくんの間で起こったこと。
中原くんとスズが悪い共犯者になったこと。
今のスズとツキくんの関係性。
美桜ちゃんがどこからかそれを知って、
今日の言い争いが起こったこと。
美桜ちゃんと中原くんのこと。
それからツキくんの夢の話。
全部をしろちゃんに包み隠さずに、
真実だけを話した。
ツキくんの夢の話も、
中原くんの美桜ちゃんに対してあった感情も
勝手に話すことに抵抗はあったけれど、
その一つでも抜け落ちてしまったら
本当のことをしろちゃんに伝えられなくなる気がして、
スズは全てを話すことを選んだ。
しろちゃんはスズが話している間、
何かを言うわけでもなく、時々アイスティーをストローで啜りながら
うんうん、って相槌をしてくれていた。
「だから…中原くんも、もう美桜ちゃんのことはいいんだって…」
「もういいって、好きじゃなくなったってこと?」
「それはないと思う。なんていうか…好きだから離れる?みたいな感じなのかな。これ以上自分の気持ちを優先しても好きな人が傷つくだけっていうか…」
「でもそれって鈴芽にとってはさ、」
「綺麗事だよ」
しろちゃんはゆっくりと頷いてスズの目を見た。
責めたいわけでも、スズを諭したいわけでもないって、
スズの警戒心を解くような目。
「綺麗事、ね」
「こうなっちゃったのに今更じゃんって正直思っちゃうし、そもそもこうなりたくて夏休みのこと計画したんじゃないのって…。それを思ってたよりも事態が悪化したからって引くとかさ…。中原くんが正しいのは分かる。スズも反省して引くべきなんだって思うよ」



