「はい」
しろちゃんが座布団代わりにしているクッションを渡してくれた。
名前も知らない、
なんの生き物かも分からないイラストが印字されている。
このクッションは中学生の頃からしろちゃんのお部屋にあって
いつしかスズ専用、みたいになっていた。
最初の頃はもっとふわふわだったよなぁ、なんて思って、
時間の流れを実感した。
「しろちゃん。今日はごめんね。待たせちゃったし、おうちにまでお邪魔しちゃって」
「待ったのは″待たされた″っていうより心配になったよ。なーんかみんな靴履き替えながら喧嘩がどうとか言ってるしさ。うちに来たのは″ごめん″じゃないでしょ。鈴芽と話したかったしお母さんも喜んでるし」
「ありがと」
「で?何があったの?」
しろママが持ってきてくれたアイスティーをストローで啜って
しろちゃんはジッとスズを見た。
しろちゃんのくちびるから離されたストローがグラスの中でクルッっと回った。
フィギュアスケートのスピンみたいだって思った。
しろちゃんが座布団代わりにしているクッションを渡してくれた。
名前も知らない、
なんの生き物かも分からないイラストが印字されている。
このクッションは中学生の頃からしろちゃんのお部屋にあって
いつしかスズ専用、みたいになっていた。
最初の頃はもっとふわふわだったよなぁ、なんて思って、
時間の流れを実感した。
「しろちゃん。今日はごめんね。待たせちゃったし、おうちにまでお邪魔しちゃって」
「待ったのは″待たされた″っていうより心配になったよ。なーんかみんな靴履き替えながら喧嘩がどうとか言ってるしさ。うちに来たのは″ごめん″じゃないでしょ。鈴芽と話したかったしお母さんも喜んでるし」
「ありがと」
「で?何があったの?」
しろママが持ってきてくれたアイスティーをストローで啜って
しろちゃんはジッとスズを見た。
しろちゃんのくちびるから離されたストローがグラスの中でクルッっと回った。
フィギュアスケートのスピンみたいだって思った。



