推しにおされて、すすむ恋


不思議に思って見回すと、女子の大群がすぐ近くにいた!もちろん目当ては、綾瀬くん。

キャップとマスクをしているからNeo‐Flashのノアだとはバレてない。

でもキャップとマスクをしているのに、隠しきれないイケメンオーラが、こんなにも女子を引き寄せるなんて!


「あの、もし良かったら連絡先おしえてくれませんか?」
「この後、お茶でもどうですか?」
「私もー!」


数多の女子に囲まれた綾瀬くん。私は一人、輪の外で「大丈夫かな?」とソワソワ中をうかがう。

だけど、いきなり腕を掴まれ、そのまま輪の中に引きこまれた。


「ごめんね。今日は、この子と用があるんだ」
「……え?」


瞬間、女子たちの鋭い視線が私に突き刺さる。

え、「この子」って……私!?