「の、野村くん!」
「誰か救急車!」
「う、うん」
佐々木くんが走っていく。よく見ると、他の2人も腕や脚など、身体の一部がなくなっている。血が一切出ていないのがマネキンみたいで不気味だった。切り口…… というか腕があったところはつるつるしていて、肉や骨などは見えない。まさにマネキンの腕を取ってしまったかのような感じだ。
「野村くん! 野村くん!」
野村くんは意識がなく、呼びかけても反応しない。とりあえず、救急車が来たら乗せられるところまで連れていかないと。私たちは3人を抱えたりおんぶしたりして、廃工場から連れ出した。
「ま、丸夫が……」
救急車で運ばれて行くとき、野村くんがぼそりと呟いたのが聞こえた。
◆ ◆ ◆
「丸夫くん……?」
私は自分の部屋で宿題をしながら、今日あったことを思い出していた。
誰もいなくて寂しそうだった廃工場は、一転して大騒ぎとなった。テレビの取材もきたみたいで、夜のニュースでもやっていた。幸い3人は命に別状はなかったようで、今は総合病院に入院している。警察の話だと、意識が戻るのを待って事情を聞くらしい。
事情を聞かれたら、丸夫くんが犯人として捕まってしまうんだろうか。
あの時、野村くんは「丸夫が」と言っていた。
「誰か救急車!」
「う、うん」
佐々木くんが走っていく。よく見ると、他の2人も腕や脚など、身体の一部がなくなっている。血が一切出ていないのがマネキンみたいで不気味だった。切り口…… というか腕があったところはつるつるしていて、肉や骨などは見えない。まさにマネキンの腕を取ってしまったかのような感じだ。
「野村くん! 野村くん!」
野村くんは意識がなく、呼びかけても反応しない。とりあえず、救急車が来たら乗せられるところまで連れていかないと。私たちは3人を抱えたりおんぶしたりして、廃工場から連れ出した。
「ま、丸夫が……」
救急車で運ばれて行くとき、野村くんがぼそりと呟いたのが聞こえた。
◆ ◆ ◆
「丸夫くん……?」
私は自分の部屋で宿題をしながら、今日あったことを思い出していた。
誰もいなくて寂しそうだった廃工場は、一転して大騒ぎとなった。テレビの取材もきたみたいで、夜のニュースでもやっていた。幸い3人は命に別状はなかったようで、今は総合病院に入院している。警察の話だと、意識が戻るのを待って事情を聞くらしい。
事情を聞かれたら、丸夫くんが犯人として捕まってしまうんだろうか。
あの時、野村くんは「丸夫が」と言っていた。

