お兄ちゃんたちを頼りにした。けれど、わたしと違って何度も参加したことのあるお兄ちゃんたちは、既に、お友達がいるようで、わたしの知らない子と遊んでいた。
わたしは全然輪に入れなくて、ひとりで風船やお花を探す方が楽しくて。
そのうち一人が「かくれんぼしよう」と言いはじめた。わたしも、数の中に入っていたみたいだった。
「だれがおに?」
「てんよー!」
「なんでおれー!?」
「かくれよ、いけいけーっ!」
とてもじゃないけれど、したくない、と言える雰囲気じゃあなくて、足踏みしている間に、合図とともに子どもたちは一斉に散った。
隠れなきゃと思った。
いーち、にーい、さーん……
数字がわたしを追いかける。
どうしよう、どこへ行けばいいんだろう。
探し回って、走り回って、可愛いお花が咲く生垣の隙間にすっぽりと隠れた。葉っぱがちくちくして痛いけれど、仕方ない。
子どもたちの声は遠くて、ここなら絶対に見つからないと確信した。



