SNSを開いて、めぼしいお店を探す。次々に流れるリール動画はどれも美味しそうだけど、ピンと来ない。
「ふみ、このお店好きそうだよ?」
「え、どれ?」
あめちんのスマホに表示されたそのお店は、見た目も可愛いりんご飴のお店だ。りんご飴かあ……チョコを貰うからなあ、と思っていたら、なんとカフェメニューもあるらしい。
「すき!行きたい!でもあめちんは大丈夫?」
「私もりんご、好きよ。じゃあ、このお店にしよっか」
二人で最適解を見出し、そのお店に向かうことにした。
「かわいい〜!!」
わたしとあめちんの見立て通り、そのお店は見た目も可愛いお店だった。きらきらのりんご飴は商品名に宝石の名前が付けられていて、白雪のパール、月香るムーンストーン、琥珀に眠る林檎、ガーネットの誘惑、アンバー・ナイトなど、商品名を見るだけでときめいた。
それに、りんご飴以外にもりんごのソフトクリームも販売しているお店は人気店らしく、イートインスペースにはちらほらと学生たちも見受けられた。
「ご注文、お決まりですか?」
美人な店員さんから尋ねられた。カップの中には一口大に切り分けられたりんご飴がぎゅうっと詰め込まれていて、今すぐにでも食べてくれ!と、わたしに言っているようだ。



