メルティ・エモーション



夏休み期間に灰慈くんの家に行くのは三度目だ。一度目は料理の余剰分をお弁当にしてお届けした。お弁当箱を洗って返しに来てくれた灰慈くんから「今度は家で作って」と言われたので、灰慈くん専属シェフのつもりでお邪魔したのが二度目。

灰慈くんは少し早めに仕事を終わってくれたから、食材の買い出しにも行った。とても幸せだった。

食事が終わるとその日は灰慈くんが" 練習 "をした。わたしの髪を結んでくれたのだ。

ヘアアレンジのショート動画を灰慈くんと一緒に眺めていたら「俺も出来そう」と言い始めたのだ。