メルティ・エモーション


約束した休日、灰慈くんとデートの休日。幸せいっぱいで乙女モードにメタモルフォーゼしたわたしだけど、身体を動かす予定だ。今日はポニーテールにハーフジップのトレーナーとショートパンツという、かなりスポーティなスタイルにした。

「なんだ、さまになってる」

「へへ、パパとドリブルとか、パスの特訓したんだ」

「じゃあ、俺とはシュートの練習しようか」

灰慈くんはジャージだろうともちろん素敵である。
もしこのジャージを灰慈くんが着なくなったら、あたしの寝巻きにしたいなあ……!

なんて灰慈くん絡みになると、地球にも優しいエコなふみになるのだ。

「ふみ、そろそろ戻ってきて」

「はい!シュートね」

「ボードの、四角の角に当てるようにボールをあててごらん」

「はい!」

ボールを持って、集中する。けれども、灰慈くんの視線があるとどうしても気になってしまう。なぜなら、今日のわたしは乙女全開なのだ。