白雪姫は寵愛されている【完】



「白雪はあのババァ共が良い奴だって言うけど…実際は全部俺が手を回したから良い奴だったんだよ。

叔母は元々親父達の財産目当て。
叔父は子供好き、ロリコンで白雪目当てだった。

叔父は隙を見て白雪を抱こうとしてたし、叔母は俺達を世話する気が無く財産を食いつぶす気満々だったんだよ。知らなかっただろ?」



…そんな、こと。



「分からなくて当然。だって俺が全部処理してたから。

白雪を守るために、叔父に楯突いて殴られ。媚を売り、食料を得る為、叔母の言われるがまま抱いた。あのクソを抱くのは中々応えたけど…その分食料は得たし、衣服も買えたしな」


「どうして…言ってくれなかったの…?私、そんなの…今まで…」


「言ったら、叔父に抱かれに行くだろ?白雪は優しいから…嫌でも泣きながらでも、俺の為にやるだろ?そんなの俺が許さない。白雪を抱いていいのはこの世で俺だけだから」


「……ッ…、」


「でも、分かったんだ。白雪を守るためには、我慢するだけじゃダメだって。

だから、喧嘩を覚えた。麒麟に入って俺が総長になって…そうしたら守れるだろ?

白雪を狙う男共も、虐める女からも。
あのクソ野郎共からも…、力で証明できるだろ?


クソババァ共には、拷問交じりの事をして服従させ。

白雪を虐めた奴等には集団レイプして脅した。ああ、男には集団リンチしたな。

全員謝ってくれたし、言うこと聞いてくれるって言ってたよ。これから絶対に何が何でも、白雪に会わないって誓ってくれた。


…まあ、一人破った奴がいたらしいから。
また罰を与えないといけないけど」



指が絡まり手の甲にキスされた。



「俺はそれぐらい白雪を愛してる。

ジンはきっとこんな事出来ないだろ?俺なら出来る。白雪の為に人殺しだって出来るんだよ」