私の言葉に一番驚いたのは本人のようで、意外だとでも言うようにこちらを振り向いてきた。
「今日『大事なんだよ』って言われたのはちょっときゅんとしたもの。普段薄っぺらい口説き文句ばかり言ってる男とは違う人間かと思ったわ」
「褒めてるようで貶してないか…?」
「だって、いつもならもっと装飾しまくった言葉ばかり投げかけてくるじゃない。あっちの方がよっぽどどこにときめくべきなのか分からないわよ」
「君が変なんだよ。大抵の子はそういう台詞でもっと反応するのに」
変って言ったわね今。
「でも、そうか。アリスはそういう風に言われると弱いんだな。知れて良かったよ」
……分かってない。言い方の問題じゃないのよ、言い方の問題じゃ。
あの状況において真剣な表情で言われたからどきっとしたのであって、普段言われたって何も感じないと思う。
…なんて、わざわざ教えてあげる気もないけど。
「ふぅん」
隣でシャロンが意味ありげに私の方を見下ろしてきたけれど、その視線がなんだか怖かったので思わず逸らしてしまった。
「今日『大事なんだよ』って言われたのはちょっときゅんとしたもの。普段薄っぺらい口説き文句ばかり言ってる男とは違う人間かと思ったわ」
「褒めてるようで貶してないか…?」
「だって、いつもならもっと装飾しまくった言葉ばかり投げかけてくるじゃない。あっちの方がよっぽどどこにときめくべきなのか分からないわよ」
「君が変なんだよ。大抵の子はそういう台詞でもっと反応するのに」
変って言ったわね今。
「でも、そうか。アリスはそういう風に言われると弱いんだな。知れて良かったよ」
……分かってない。言い方の問題じゃないのよ、言い方の問題じゃ。
あの状況において真剣な表情で言われたからどきっとしたのであって、普段言われたって何も感じないと思う。
…なんて、わざわざ教えてあげる気もないけど。
「ふぅん」
隣でシャロンが意味ありげに私の方を見下ろしてきたけれど、その視線がなんだか怖かったので思わず逸らしてしまった。



