***
即売会当日、日向さんのブースに、私は助っ人として同席していた。
「琉人くんだ! わあ、こんにちは。漫画買わせてください!」
「ちょっと待って、私も!」
「めっちゃ綺麗な絵〜」
日向さんと私の前には、信じられないほどお客さんがわんさか訪ねて来てくれた。次々と現れる女性客に、分け隔てなく笑顔を振り撒く日向さん。握手を求める人までいて、まるでアイドルそのものだ。他のブースとは一線を画す輝きが放たれていた。
「あの人たち、みんな『ひまわり』のお客さんですか?」
「そうだね。あとは、大学の友達と、読者さん」
「読者? それって漫画の?」
「いや、違うんだ。実は僕、男性ファッション誌の読者モデルをしてて。ちょこっとだけどね」
「ええっ!」
初めて聞いた事実に、分かりやすく驚いてしまう。
そりゃ、日向さんのルックスなら読者モデルをしていても不思議ではないのだけれど……。
店舗スタッフに漫画家、モデルなんて、この人には一体いくつ才能が備わっているんだろう。
もはや、まぶしすぎて日向さんの隣にいるの、しんどくなってきた。
即売会当日、日向さんのブースに、私は助っ人として同席していた。
「琉人くんだ! わあ、こんにちは。漫画買わせてください!」
「ちょっと待って、私も!」
「めっちゃ綺麗な絵〜」
日向さんと私の前には、信じられないほどお客さんがわんさか訪ねて来てくれた。次々と現れる女性客に、分け隔てなく笑顔を振り撒く日向さん。握手を求める人までいて、まるでアイドルそのものだ。他のブースとは一線を画す輝きが放たれていた。
「あの人たち、みんな『ひまわり』のお客さんですか?」
「そうだね。あとは、大学の友達と、読者さん」
「読者? それって漫画の?」
「いや、違うんだ。実は僕、男性ファッション誌の読者モデルをしてて。ちょこっとだけどね」
「ええっ!」
初めて聞いた事実に、分かりやすく驚いてしまう。
そりゃ、日向さんのルックスなら読者モデルをしていても不思議ではないのだけれど……。
店舗スタッフに漫画家、モデルなんて、この人には一体いくつ才能が備わっているんだろう。
もはや、まぶしすぎて日向さんの隣にいるの、しんどくなってきた。



