「まあ、そうでしたか。私は、ぜひ美由と一緒にしていただいて構わないですよ」
先に返事をしたのは母だった。
……って、お母さん!
まだまだ仕事を任せるのは不安じゃないの? なんでそんなにあっさり承諾なんかしてるの。
心の声は、私の額に浮かぶ冷や汗と困惑した表情にすべて出てしまっていたようだ。母がおかしそうにくすりと笑う。
「いいじゃないの。お客さんの方から、あなたを指名してきたのよ。光栄なことじゃない。それに、一から自分の責任で仕事を任せてもらえるチャンスなんて、そうそうないわ。やってみたら?」
母はもう完全に、日向さんの優しい口調や顔にやられてしまっているみたいだ。反対もせず、快く日向さんの希望を聞いている。私の意見なんて、どこにも、誰にも届かない気がした。
「わ、分かったって……そこまで言われたらやります。でも、質は保証できません」
「大丈夫。僕は品質に文句を言ったりしないから」
「そう、ですか……。じゃあ一緒に……よろしくお願いします」
なんだか学校での三者面談のような圧を感じて、結局根負けしてしまった。
日向さんと一緒に仕事をするのかあ……。
一体全体、本当にどうなることやら。
「それじゃ、美由には基本の流れを伝えておくから、分からないことがあったら聞いて。頑張って一人で最後までやってみてね」
「うん」
先に返事をしたのは母だった。
……って、お母さん!
まだまだ仕事を任せるのは不安じゃないの? なんでそんなにあっさり承諾なんかしてるの。
心の声は、私の額に浮かぶ冷や汗と困惑した表情にすべて出てしまっていたようだ。母がおかしそうにくすりと笑う。
「いいじゃないの。お客さんの方から、あなたを指名してきたのよ。光栄なことじゃない。それに、一から自分の責任で仕事を任せてもらえるチャンスなんて、そうそうないわ。やってみたら?」
母はもう完全に、日向さんの優しい口調や顔にやられてしまっているみたいだ。反対もせず、快く日向さんの希望を聞いている。私の意見なんて、どこにも、誰にも届かない気がした。
「わ、分かったって……そこまで言われたらやります。でも、質は保証できません」
「大丈夫。僕は品質に文句を言ったりしないから」
「そう、ですか……。じゃあ一緒に……よろしくお願いします」
なんだか学校での三者面談のような圧を感じて、結局根負けしてしまった。
日向さんと一緒に仕事をするのかあ……。
一体全体、本当にどうなることやら。
「それじゃ、美由には基本の流れを伝えておくから、分からないことがあったら聞いて。頑張って一人で最後までやってみてね」
「うん」



