そう言って褒めてくれるディクリド様に私が顔を赤くしていると、フィトロさんが軽口を向けてくる。
「感慨深いですね。あのディクリド様が人前でこんなことをなさるようになったなんて。それとも、早くもルックくんへの嫉妬かな?」
「フィッツめ。お前少し、最近生意気になったんじゃないか?」
「ち、違うんですよ、僕も彼女の機嫌を損ねたら、その手を使わせてもらおうかなって……」
ディクリド様にぎろっと睨まれ、家族ができてずいぶんくだけたフィトロさんはリラフェンに首を向ける。
だがリラフェンは容赦せず、彼に追い打ちをかける。
「あ~らあたし、人真似なんかで心が動くほど、安い女じゃなくってよ? 今度なにかあった時が楽しみだわね?」
「こ、こりゃ参ったな……。はぁ、ルクレット、君も将来女の子の機嫌には気を付けるんだよ?」
「きげんってなぁに? おいしいものなの?」
「ちょっと君たちにはまだ難しかったか……」
「わたし、あめちゃんもってる」
ルクレットがくぅとお腹を鳴らすと、たちまちフィトロさんは白旗を上げ、レンシアちゃんが小さな包みから出した飴玉を息子の口へ放り込む。大人たちが仲良く笑いの輪を拡げる中……子供たちもどこかきょとんとしながらそれに加わった。
「感慨深いですね。あのディクリド様が人前でこんなことをなさるようになったなんて。それとも、早くもルックくんへの嫉妬かな?」
「フィッツめ。お前少し、最近生意気になったんじゃないか?」
「ち、違うんですよ、僕も彼女の機嫌を損ねたら、その手を使わせてもらおうかなって……」
ディクリド様にぎろっと睨まれ、家族ができてずいぶんくだけたフィトロさんはリラフェンに首を向ける。
だがリラフェンは容赦せず、彼に追い打ちをかける。
「あ~らあたし、人真似なんかで心が動くほど、安い女じゃなくってよ? 今度なにかあった時が楽しみだわね?」
「こ、こりゃ参ったな……。はぁ、ルクレット、君も将来女の子の機嫌には気を付けるんだよ?」
「きげんってなぁに? おいしいものなの?」
「ちょっと君たちにはまだ難しかったか……」
「わたし、あめちゃんもってる」
ルクレットがくぅとお腹を鳴らすと、たちまちフィトロさんは白旗を上げ、レンシアちゃんが小さな包みから出した飴玉を息子の口へ放り込む。大人たちが仲良く笑いの輪を拡げる中……子供たちもどこかきょとんとしながらそれに加わった。



