三階にはエスカレーターで登る。
一階、二階、三階、とどんどん上がって行く。
あっもう三階だからそろそろか。
うるさっここゲームセンターがあるから結構うるさいんだよね……
そろそろ三階を越えようとしていた時、突然服が引っ張られた気がした。
驚いて下にいた秋君の方を見ると私の服を掴んでいたのは秋君だった。
秋君?
「どうしたの?」
私がそう聞いても目を固く瞑り話してはくれない。
三階を越え四階に着くと一旦ベンチに移動する。
その間も秋君はずっと私の服を掴んでいた。
よいしょっと2人で腰掛ける。
秋君どうしちゃったんだろう……
秋君の方を見ると何度か深く深呼吸をしていて、いつの間にかいつもの秋君に戻っていた。
「悪い……もう大丈夫」
でも、なんだか顔色は悪かった。
「どうしたの?何か嫌なものでもあった?」
「いやっ」
首を左右に振る秋君はやっぱりいつもと違って見えた。
「もしかして大きい音がダメ?」
「……っ」
私の言葉が図星だったのか俯いていた顔をバッと上げ目を見開いている。
やっぱりそうなのかな?
「俺さ、事故にあったんだ……」



