季節はすっかり冬へと変化した。
「さっむっ」
今日はいつもの六人で遊ぶ事になっている。
私はいつもどうりだなぁって思っているけど、先輩はトリプルデートと思っているらしい。
まぁ間違ってはいないけど……。
「早くしてー秋君ー」
今日は前々から女子軍で話していたんだよね!
やっぱり冬といったら"イルミネーション"じゃん!
カップルが冬によく集う場所。
「お前が早いんだろ……」
いつも眠そうな秋君が玄関先のドアから顔を覗かせた。
もう夜の八時ですけど……
こんな夜にみんなで出歩けるようになったのは先輩のおかげ。
前まで先輩は六時という高校生には厳しい門限があったんだけど、テストで全教科九十点以上を出したら門限を九時にするという約束で見事その時間を獲得したのであった。
私はもうずっと玄関で待っているのに秋君が全然来なかったんだもん。
「いいから早くっ」
半ば強引に秋君の手を引き家を出た。



