🕊 平和の子 、ミヌル 🕊 䞖界は独裁者に勝おるのか 今、人類が詊されおいる 【新線集版】

 ダメテ
 叫びながら走り出した。
 しかし、近づくに぀れお危惧が圓たっおしたったこずに慄(おのの)いた。
 間違いなく孊校が砎壊されおいた。
 炎を䞊げおいるのは倉庫だった。
 医薬品や氎や食料などを保管しおいる倉庫が燃えおいた。
 
「無理だ」
 倉庫に飛び蟌もうずしお誰かに止められた。
 䞀緒に働くスタッフの男性だった。
 しかし、ほんの少しでも持ち出したかった。
 すべおが呜に盎結した品だからだ。
 
「行かせお䞋さい」
 振り切ろうずしたが、矜亀い締めにされお身動きができなくなった。
 そのたたの状態で炎を芋぀めおいるず涙が出おきた。
 トルコやモルドバの人たちの善意が燃えおいるのだ。
 オデヌサの人たちに届く前に灰になろうずしおいるのだ。
 涙が止たるわけはなかった。
 しかし、い぀たでもこの堎にずどたるわけにはいかなかった。
 ミサむルが続けお打ち蟌たれる可胜性があるからだ。
 男性スタッフに抱きかかえられるようにしお車に乗り蟌んだ。
 
「シェルタヌのある所に逃げたしょう」
 圌はそう蚀うなり車を急発進させたが、その瞬間、倧きな爆発音ず衝撃が車を襲った。
 バックミラヌには悪魔のような炎が殺意をむき出しにしおいた。