* * * 紅蓮くん、本当に寝ちゃった…。 グレーの髪を投げ出して、穏やかな寝息を立てるその姿は、ため息をつきたくなるぐらい美しい。 でも、どうしよう…。 寝ると言われた以上、起こすこともできなくて、私は勉強の予習をすることにした。 御伽乃(おとぎの)学園は進学校だから、たくさん勉強しないとついていけないだろうし。 私は今日もらった教材を開いて、ノートに向き合った。 * * *