とりあえず、悠くんに案内してもらって応接室に行く。 そして3回ほどノックして、絢爛な扉をそっと押し開けた。 「お姉ちゃん…?」 「初歌!」 開けた瞬間、飛びついてきた女性。 美しいラベンダー色のロングヘアーが、さっと風になびく。 ファッションもすごくおしゃれで、私には真似できない。 お姉ちゃんは私を思う存分抱きしめた後、ニッコリと笑う。