紅蓮くんの赤い目が大きく見開かれている。悠くんはぽかんと口を開けている。
私は急いで2人に駆け寄ると2人を座らせて、ポケットにある救急道具で怪我の手当てを始める。
2人共同じぐらいひどい怪我…どれほど激しい喧嘩だったんだろう。
その怪我があまりにも痛々しくて、私は思わず目を細める。
私に包帯を巻かれているまま、紅蓮くんがそっと口を開いた。
「どうやって…いや、どうしてここに来た?」
「テルくんが、ここに来るなってメールしてくれたの。
だけど、ごめんなさい。私、悠くんが浪花の総長だってことを知っていて…2人が、傷つけ合うのが嫌で…」
今更、許されないことをしたような気がして、ごめんなさい、と小さく謝る。



