テルくんは大勢の人が倒れた上に疲れたみたいに座り込んでいた。



だ、大丈夫なのかな…?






「なんでここに…!来るなってメールしたのに!」




困ったように額にシワを寄せるテルくんに、私は罪悪感が湧く。


確かに、足手まといだし、勢いだけで来ちゃったのは、ダメだったかも…。




「紅蓮くんたちが危ないと思って、いてもたってもいられなくて…ごめんなさい。」

「怒ってないから、大丈夫。心配なだけ。初歌ちゃん、喧嘩できないし。」




ニコリと笑ってくれるテルくんに、私はほっと息をつく。