「…僕たちの出会いを話してあげよう、赤星」
冷酷無慈悲な、奥の方にメラメラと燃える炎を宿しためで、刈谷が俺を見下ろす。
ここから反撃もできる。
しかし、俺は予想の答え合わせをしたいと思い、攻撃はせずに大人しくすることにした。
「初歌はね、僕の幼馴染だ」
予想通りの関係性に、俺は多少のいらだちを感じた。
「ある日、突然初歌が居なくなった。僕は初歌の住所も何も知らず、無力なままだった。
でも、僕は初歌を探すためにどんなことでもすると誓った。
裏社会に通じることもできる、暴走族を作った。それが「浪花」だ。」
そこで刈谷は一旦息を吐く。



