総長様は溺愛も暴走する






「初歌を、渡す…?」





そう、そこがおかしいのだ。




相手は初歌をこちらの「弱点」として見ているはず。


なら、脅しの仕方が妙なのだ。




「如月初歌がどうなっても良いのか?」でいい。

なぜ、初歌の身柄を要求してくる?



そして、副総長の女の言葉。




「総長が望んでいる…俺から、初歌が離れるのを…」