総長様は溺愛も暴走する






気づいたときには、眼の前の女は地面に倒れ込んでいた。

フードはハズれ、口からは血が流れている。

その目だけが、夜空の星のように、赤黒く輝いていた。








「アハハハハハハ!やはりか!やはり、如月初歌か!悠様(・・)の言う通りだ!アハハハハハハハハハ!」





大声で笑い転げる女の首根っこを俺は掴む。





「なぜ、初歌を」





かすれがすれに出た声は、俺が思っていた何倍も低く、怒りを込めていた。