『久しぶり…と言っても、まだ何日か経ったくらいよ?お父さんとお母さんは寂しがってるけど』
「ふふっ、私も寂しいなぁ…。お姉ちゃんは?」
『寂しいに決まってるでしょ。初歌は私だけの可愛い可愛い妹だったのに…』
ツンっとしているのに、優しいお姉ちゃんの声。
どんな顔をしているのかすぐに想像できて、思わずクスッと笑ってしまった。
私のお姉ちゃん、如月舞華お姉ちゃん。
今はもう大学生で、美術大学に通っている。
大人びていて、すごくおしゃれで、綺麗で、堂々としていて…褒めたらきりがないくらい、カッコいい、自慢のお姉ちゃんだ。
私はそんなお姉ちゃんに憧れて、お姉ちゃんに勧められて御伽乃中学校に来たから、お姉ちゃんは私の人生の恩人なんだ。
『初歌、元気にしてる?友達はできた?いじめられてたりとかしないわよね?』
「ふふっ、してないよ。お姉ちゃんは心配性だなぁ」
『初歌は気が弱いから、お姉ちゃんの私は心配するのが仕事なの。じゃあ初歌、彼氏とかは?恋人できてないでしょうね?できてたらお父さんもお母さんも私もひっくりかえるわよ』



