過去夢の少女

それは担任教師の声だった。
私と恵は目を見かわせる。

なんだか嫌な予感が胸の中に渦巻いているけれど、行かないわけにはいかなさそうだ。

「行こう」
私は恵と共にトイレから出て職員室へと急いだのだった。