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飯田がトイレから戻ってきたのはそれから5分後のことだった。
自分に机に座るなり突っ伏して寝始めてしまったのを見て焦ったけれど、途中で友人に声をかけられて目を覚まして、机の中に入っている手紙と鍵に気がついてくれた。
その手紙を読んだ飯田の表情が一瞬こわばる。
「どうかしたか?」
「いや、別に。もう一回トイレ」
飯田はけだるそうに友人へ声をかけて教室を出ていく。
それを確認した私と恵はその後を付いて教室を出たのだった。
私が飯田の机に入れた手紙には、『体育館倉庫で待っています』と書いたメモだった。
名前は書かなかったから、誰からの手紙かはわかっていないはずだ。
だけどこうして遠回しに書いておけば、気になって必ず動き出すと思っていた。
「あいつ、飯田にヤラれるのかな?」
飯田のあとを付けながら恵が楽しげな声で言う。
「もしかしたらね」
飯田がトイレから戻ってきたのはそれから5分後のことだった。
自分に机に座るなり突っ伏して寝始めてしまったのを見て焦ったけれど、途中で友人に声をかけられて目を覚まして、机の中に入っている手紙と鍵に気がついてくれた。
その手紙を読んだ飯田の表情が一瞬こわばる。
「どうかしたか?」
「いや、別に。もう一回トイレ」
飯田はけだるそうに友人へ声をかけて教室を出ていく。
それを確認した私と恵はその後を付いて教室を出たのだった。
私が飯田の机に入れた手紙には、『体育館倉庫で待っています』と書いたメモだった。
名前は書かなかったから、誰からの手紙かはわかっていないはずだ。
だけどこうして遠回しに書いておけば、気になって必ず動き出すと思っていた。
「あいつ、飯田にヤラれるのかな?」
飯田のあとを付けながら恵が楽しげな声で言う。
「もしかしたらね」



