過去夢の少女

「え……?」
「だって、あの子は一人娘でしょ? あの子がいたらいろいろな情報が露呈するかもしれないし」

それは私達が河村結夏へしてきたことのことを言っているんだろうか。

それがキッカケで、警察が私のお母さんに行き着く可能性もゼロとは言えないかもしれない。
「あの子、今日から学校に来るはずだよね? それならこっちから迎えに行こうか」

恵がスマホで時間を確認して言った。
学校が始まるまでまだ20分近くある。
「河村結夏の家がどこにあるか、わかるよね?」

そう聞かれて、私は昨日の夢を思い出した。
お母さんは車を運転していたけれど、それほど遠い場所ではなかった。

バスで移動すれば5分ほかからないはずだ。

「うん。わかる」
「よし。じゃあまずは武器を入手してから行こう」
恵はそう言うとベンチから立ち上がったのだった。