過去夢の少女

☆☆☆

朝食を半分以上残した私はすぐに家を飛び出した。

自転車に飛び乗って少し走ってから、やっぱり気分が悪くて電柱の陰に吐いてしまった。

その場でぜぇぜぇと呼吸を繰り返していると、恵からセッメージが届いた。
《恵:今日も夢見なかった?》

そうだ。
夢の内容を恵に伝えなきゃいけない。
こんな夢、ひとりで抱えていることはできない。

私はすぐに返信した
《えり:見た。いつもの公園で待ってる》

メッセージを送信すると、私は全身の力を込めてペダルをこいだのだった。