そう言って河村結夏のロッカーから勝手に持ち出した体操着入れを渡すと、河村結夏は青ざめた顔で受け取った。
更衣室の中には数人の女子生徒たちが着替えをしていて、河村結夏が入ってきた瞬間静かになった。
明らかな敵意の視線を向けられて、河村結夏は体操着袋を抱きしめてうつむいた。
「わざわざそんなヤツ迎えに行かなくてよかったのに」
誰かがボソッと言うのが聞こえてきたので、私は微笑んでおいた。
「ほんと、絵梨も恵も優しいよね。私には無理だよ」
呆れたような、関心するような曖昧な声色が更衣室の外へと出ていくのを待って、私達は着替えを始めた。
けれど河村結夏はなかなか着替えようとしない。
「なにぼーっとしてんの?」
「……ううん」
体育は休むつもりでいたのかもしれない。
前回の出来事を思い出せばそれも納得のいくことだった。
けれど私と恵がいる手前休むとは言えず、結局着替え始めた。
更衣室の中には数人の女子生徒たちが着替えをしていて、河村結夏が入ってきた瞬間静かになった。
明らかな敵意の視線を向けられて、河村結夏は体操着袋を抱きしめてうつむいた。
「わざわざそんなヤツ迎えに行かなくてよかったのに」
誰かがボソッと言うのが聞こえてきたので、私は微笑んでおいた。
「ほんと、絵梨も恵も優しいよね。私には無理だよ」
呆れたような、関心するような曖昧な声色が更衣室の外へと出ていくのを待って、私達は着替えを始めた。
けれど河村結夏はなかなか着替えようとしない。
「なにぼーっとしてんの?」
「……ううん」
体育は休むつもりでいたのかもしれない。
前回の出来事を思い出せばそれも納得のいくことだった。
けれど私と恵がいる手前休むとは言えず、結局着替え始めた。



