過去夢の少女

それこそ強引なこじつけだと思ったが、この学校にはハトが住み着いていて窓に激突してくることも多いらしく、先生にとってはそれほど不思議な出来事ではなかったみたいだ。

咄嗟に嘘を変えたのは私が河村結夏の恥ずかしい写真を持っているからに違いない。
「結香、迎えにきたよ」
ベッドの上の河村結夏に声をかけると明らかに青ざめた。

そして先生に視線を向けるけれど、先生は友達が迎えにきたと勘違いして安心しているみたいだ。
「早く行こう」
恵にもそう言われて河村結夏はのそのそとベッドから起き出した。

体が重たそうに見えるのは、きっと心の問題だろう。
だけどまだまだ、お楽しみはこれからだ。

私と恵で河村結夏を挟むようにして保健室を出る。
そしてそのまま体育館へと向かった。

今の時間は私のクラスが授業の準備をしているから、怪しまれないようにまずは更衣室へ向かった。
「ほら、あんたの体操着も準備しといたんだから」