椅子が後方に倒れて大きな音を立てるけれど、それにも気がつかないまま教室後方へと向かった。
私はスマホで動画撮影を開始していた。
これ以上面白いシーンはきっとこの先ないはずだ。
まっすぐに飯田のもとへ向かった河村結夏が拳を握りしめている。
「どうした?」
なにも知らない飯田がキョトンとした顔を浮かべる。
「あ、あの……その……」
モジモジとハッキリ言わない河村結夏に飯田の友人らの視線が集まってくる。
好きなだけ注目されるといい。
その後に飯田を罵倒すれば河村結夏の地位は地に落ちる。
「なんだよ?」
飯田が眉を寄せたとき、河村結夏が意を決したように息を吸い込んだ。
そして……。
「あ、あんたなんか大っ嫌い!!」
教室中に響く声。
私はスマホで動画撮影を開始していた。
これ以上面白いシーンはきっとこの先ないはずだ。
まっすぐに飯田のもとへ向かった河村結夏が拳を握りしめている。
「どうした?」
なにも知らない飯田がキョトンとした顔を浮かべる。
「あ、あの……その……」
モジモジとハッキリ言わない河村結夏に飯田の友人らの視線が集まってくる。
好きなだけ注目されるといい。
その後に飯田を罵倒すれば河村結夏の地位は地に落ちる。
「なんだよ?」
飯田が眉を寄せたとき、河村結夏が意を決したように息を吸い込んだ。
そして……。
「あ、あんたなんか大っ嫌い!!」
教室中に響く声。



