過去夢の少女

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保健室までの道のりで私と恵は河村結夏を挟むようにして歩いた。

これほど至近距離でこいつの顔を見たのは初めてだけれど、きめ細かくて綺麗な肌をしている。

それすらも妬ましく感じられて、その頬をつねりあげてやりたくなった。
「あ、あの……」

廊下を歩きながら河村結香が震える声で呟く。
「なによ」

恵が低く、威嚇するように睨みつけた。
「あ、あたし、本当にパパ活なんて……」

「その話はいいから。それより今日の放課後校舎裏においでよ」