それでも先生は私達から疑いの目をそむけない。
なにか、確信めいたものがあるのかもしれない。
「本当です! どうして私たちが準備したと思うんですか?」
恵からの問いかけに先生が深く息を吐き出した。
「体育館倉庫の鍵が戻ってきていないって、体育の先生から言われたの。鍵を持っているはずの生徒に確認したら、堀内さんと広中さんに渡したって言ってたわ。そしたら今度は飯田くんがやってきて、手紙と鍵を渡してきたの」
その説明に全身から力が抜けていくようだった。
河村結香の戻りが遅いのは保健室にでも寄っていたからだと思っていたけれど、こんなことになっていたなんて。
「あなたたちが河村さんを体育館倉庫に閉じ込めたって、本当なの?」
私は視線を恵へ向ける。
恵ならきっとこの危機を乗り越えさせてくれるに違いない。
だけど恵の口から出た言葉は以外なものだった。
「そうです。ごめんなさい」
なにか、確信めいたものがあるのかもしれない。
「本当です! どうして私たちが準備したと思うんですか?」
恵からの問いかけに先生が深く息を吐き出した。
「体育館倉庫の鍵が戻ってきていないって、体育の先生から言われたの。鍵を持っているはずの生徒に確認したら、堀内さんと広中さんに渡したって言ってたわ。そしたら今度は飯田くんがやってきて、手紙と鍵を渡してきたの」
その説明に全身から力が抜けていくようだった。
河村結香の戻りが遅いのは保健室にでも寄っていたからだと思っていたけれど、こんなことになっていたなんて。
「あなたたちが河村さんを体育館倉庫に閉じ込めたって、本当なの?」
私は視線を恵へ向ける。
恵ならきっとこの危機を乗り越えさせてくれるに違いない。
だけど恵の口から出た言葉は以外なものだった。
「そうです。ごめんなさい」



