転生したら恋愛小説で悲劇のヒロイン~私は死にたくありません~

お茶会の事件から数日後、やはり物語の通りに夜会が開かれることとなった。

…この夜会でブラックス皇太弟はアレックス様を狙ってくるはずだ、何が何でもお守りしなくては…

この夜会には、隣国のシュナウザー王国、アンデルハウンド王国から来客もあるという。
参加者が多いと言う事は、ブラックス皇太弟が人混みに紛れやすく、お守りするのがかなり難しくなるだろう。

もちろんジュリアの学友達も参加するので、あのイザベルも参加する事だろう。
気を引き締めなくてはと思うジュリアだった。

・・・・・・・・・・・

「ワイルドウッド王国、国王様ならびに王太子様がお越しです。」

会場にアナウンスが流れると、参加者から歓声と拍手が沸き上がる。

シュナウザー王国、アンデルハウンド王国からはそれぞれ王太子とその婚約者や妻が参加した。
アンデルハウンド国王太子は妻と参加して、シュナウザー国王太子は婚約者のリリーと一緒に会場に現れた。

ジュリアはアレックスのエスコートで会場の中を挨拶にまわっていた。

すると、私達に向かって近づいてくる者たちがいた。